私がまだ深層螺旋★36を達成してないとき、その少年と出会いました
出会いはゲームエイトのフレンド募集掲示板
私は「手伝い人」を目指す変なタイプで手伝う相手を探してました
少年は単にフレンドが欲しかっただけのようです
少年が世界ランク3のとき、私にあることを言ってきました
「DSを教えて欲しい」
DS=ドラゴンストライクとは元は裏技だった高等技術です、世界3どころかMAXの8でもできない人はたくさんいます
私は聞きかじってた知識がある程度でしたが、それを読解し一緒に練習しました
そしたら少年はものすごい速度でDSを会得しました
私はこの時、かつてボクシング世界ヘビー級チャンプのマイク・タイソンを発掘したトレーナーの気分になりました
少年とは紆余曲折ありました
私は「これ強いんじゃね?」みたいなノリで勧めてる程度でした
少年は自分の意思を持っており、私が反論したクレーを取ったりレザーが好きなのになんでガイア育てへんねん?ってなこともありました
少年は無課金です、このゲームのエンドコンテンツパーフェクト=深層螺旋★36は「無課金でもできなくはないけど…」という無課金にとっては難関でした
しかし少年は冒険ランク57でその栄光へ辿り付きました
無課金で57という記録は立派なものだと思います
59~60ならわりといるけどそりゃやってる期間が違うから
これを「実績があります」とSNSで2番弟子を募集しました
600以上アクセスのあった時点でその枠に飛び込んできたのは少女でした
私はその子に「前の弟子はマイクタイソンのような子だからできたんです」と言いました
しかし「しかしあなたは女性チャンプになればいいのですよ」と言いました
少女は「女性チャンプ…なりたいです!」と言いました
その子のキャラ育成状況を見た限り、アタッカ―が多すぎてサブの聖遺物等が上がりきっていません
私「それだけの数のアタッカ―のサブを育てたら単純計算で3倍の数になりますが、学生のお小遣いで足りますか?」
少女は「明らかに足らないですね…」
これは多くの方がかかってる病みたいなもので、色々やろうとしてもリソースに制限があるんでできないんです
原石たくさん割れば別ですよ?3倍速で育てれます(月数万円)
要は「やれることをやっていこう」と言うこと、無理したら結局行き詰まります
少女は出会った時冒険ランク55でした
自分の信じる道が見え、螺旋に挑む刃を研ぎ澄ます
時には挫折しそうになって、私は「女性とはそういうものです」と言いましたがそれには不満なようでした
私は「男は一度は最強に憧れるバカな生き物で、ゲームとかでもそういう影響を受けるんです」と言いました
少女は「私も剣道やってたんで最強を目指したことがあります!」
私は少女を女性のプレイスキル扱いしてたことが間違いだとわかりました
剣道やってた運動神経あればあるいは…
私はそれまで無凸なので勧めてなかった胡桃を「無凸でもジャンプキャンセルできれば使える」と伝え、あとは放っておきました
少女は冒険56で★36を達成しました
微課金なんで無課金制覇とはいきませんが、女性チャンプと言っていい所業だと思います
メンドクサイならやらなくてもいいのが螺旋です
しかし「どうせできないから…」と諦めるのはどうなんでしょう?
この2人もいきなり成績が上がったわけでなく、日進月歩で歩んで達成したんです
すこしずつコツコツ、これはそういうゲームです